【ネタばれ】法廷ドラマで見る弁護士実務#1

「弁護士実務」といいながら、ドラマについての雑談になりそうです。

下記は、ツイッターにも書いたものを書き直しました。

ドラマは、似たようなシーンをどう演出するかで、その工夫が分かりますね。例えば、法廷ドラマなら、裁判のシーンを平凡にQから始めるか、割愛してAから始めるかとかだけでも、スピード感が違ってきます。ドラマ#GoodWife が楽しいのは、その辺や、裁判官や検察官、相手方代理人の個性の描き方です。

更に米国版のように長寿になると、それらの脇役的な登場人物が回をあけて繰り返し登場するので、他では刺身のツマのようだった彼らが、魅力的な法曹群像を形成してきます。誰が描いても似たようになりそうなものを工夫することも大切なことなのでしょう。キーワードは、「全員を魅力的に」でしょうか(半面、主役周りの個性はむしろ意図的に抑えて描いているような気もします)。

同じようなことは時代劇や刑事ものの定型表現にも通じることでしょう。そして、我々の仕事にも(同じ事件は2つない、といいますから)。

なお、現実の法曹にも個性的な人は少なくないです。人間ですからね。

2019年01月21日